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冬の夜
 作詞・作曲者 不詳   明治45年3月 『尋常小学唱歌(三)』

1.燈火ちかく衣縫う母は
  春の遊びの楽しさ語る
      居並ぶ子どもは指を折りつつ
  日数かぞえて喜び勇む
       囲炉裏火はとろとろ 外は吹雪

 2.囲炉裏の端に縄なう父は
   過ぎしいくさの手柄を語る
      居並ぶ子どもはねむさ忘れて
  耳を傾け こぶしを握る
       囲炉裏火はとろとろ 外は吹雪
歳時記 あべにゅー
冬の夜 夜半の冬 寒夜 冬の夕 冬の暮 寒暮 大寒 寒の内 寒の水 冬の雷 皸 霜焼
寒の雨 手足荒る 寒稽古 寒釣 寒豆腐 寒造 寒餅 寒雀 寒鴉 水仙 寒牡丹 
寒椿 寒桜 寒木瓜 三寒四温 真冬 日脚伸 春待つ 節分 厄落とし

寒夜明るし別れて少女馳け出だす西東三鬼
汝が声にまぎれなかりし寒夜かな久保田万太郎
石の親石の子を生む寒夜かな宇多喜代子
臼を碾きやみし寒夜の底知れず山口誓子
冬夜世に欲るふぐりのごときやさしきもの森澄雄
戯曲よむ冬夜の食器浸けしまゝ杉田久女
ここにかうしてわたしをおいてゐる冬夜種田山頭火
山寺の冬夜けうとし火吹竹原石鼎
冬夜踏む病室の床音をしのぶ石田 波郷
哭ばんか哭べ哭べと寒鴉藻川亭 河童

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